「国際問題のレポートを書きたいけど、どんなテーマがいいかわからない…」
「構成はどうやって組み立てればいいの?」
「レポートを書くコツはある?」
大学で国際問題に関するレポートを書く際、テーマ選びや資料収集で悩む学生は多いのではないでしょうか。
国際問題はテーマが広すぎて、どのようなレポートを書けばいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、国際問題レポートの書き方について、テーマ選びから具体的な例文まで以下の内容で詳しく解説していきます。
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国際問題レポートで書きやすいテーマ7選

国際問題レポートを書く際、最初につまずくのがテーマ選びです。
ここでは、資料が集めやすく、内容の焦点がはっきりしている書きやすいテーマを7つ紹介します。
1. SDGsと持続可能な開発
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択された17の目標です。
貧困、教育、環境など幅広い分野をカバーしているため、自分の興味に合わせてテーマを絞りやすいです。
特に日本企業の取り組みや、SDGsの目標の1つについて具体的に書くことで、簡単にレポートを作成できます。
例文の書き出し: 「SDGsの目標4『質の高い教育をみんなに』について、開発途上国における教育格差の現状と、日本のODAを通じた教育支援の取り組みを分析する。特に、東南アジア地域での初等教育普及率向上に向けた具体的な施策と、その成果について考察したい。」
2. 難民・移民問題
世界各地で起きている紛争や迫害により、難民の数は増加傾向なためテーマとして扱いやすいです。
日本の難民認定率の低さは国際的にも注目されており、比較研究のテーマにもできます。
ヨーロッパやカナダなどの難民受け入れ政策と比較し、日本の取るべき対策を書くことで、主張まで含んだ質の高いレポートになります。
例文の書き出し: 「シリア内戦やミャンマーのロヒンギャ問題など、世界各地で難民が発生している中、日本の難民認定率は0.4%と極めて低い水準にある。本レポートでは、日本とドイツの難民受け入れ政策を比較し、両国の制度的違いと社会的背景について分析する。」
3. 地球温暖化と国際協力
気候変動問題は、一国だけでは解決できない代表的な国際問題です。
パリ協定を軸に、各国の温室効果ガス削減目標や再生可能エネルギーへの変換について書くことができます。
日本のカーボンニュートラル宣言と具体的な政策を、他国と比較するのもよいでしょう。
例文の書き出し: 「2020年、日本は2050年までにカーボンニュートラルを実現すると宣言した。しかし、石炭火力発電への依存度が高い日本において、この目標達成は容易ではない。本レポートでは、日本と欧州連合(EU)の脱炭素政策を比較し、エネルギー転換における課題と可能性を探る。」
4. 国際テロリズムと安全保障
9.11以降、国際テロは世界の安全保障における重要な課題です。
ISIS(イスラム過激派組織「イスラム国」)の台頭やサイバーテロの脅威など、時代とともに変化するテロの実態について分析できます。
日本の対テロ政策や、国際協力による安全保障体制についても論じやすいテーマです。
例えば、以下のようなテーマがあります。
- 宗教的過激主義とテロリズムの関係
- サイバーテロと国家安全保障
- 国際的なテロ資金対策の現状と課題
- 日本の対テロ法制と人権問題
例文の書き出し: 「2001年の同時多発テロ以降、国際テロリズムは各国の安全保障政策に大きな影響を与えている。特に近年では、従来の物理的テロに加えて、サイバー空間を利用したテロ活動が新たな脅威として注目されている。本レポートでは、日本における対テロ政策の変遷と、国際協力による包括的テロ対策の可能性について考察する。」
5. 経済格差と開発援助
先進国と途上国の経済格差は、深刻な国際問題の一つです。
ODA(政府開発援助)の効果や、民間投資の役割について具体的な事例を挙げながら論じることができます。
日本のODA政策の変遷や、技術協力・人材育成支援などについて分析することで、内容のあるレポートを書けます。
例文の書き出し: 「世界の上位1%の富裕層が全世界の富の約半分を保有する一方で、極度の貧困に苦しむ人々が約7億人存在している。本レポートでは、日本のODA政策を中心に、開発援助が経済格差の縮小にどのような役割を果たしているかを検証し、援助の有効性向上に向けた課題を分析する。」
6. 食料安全保障
世界人口の増加により、食料問題はますます重要になっています。
ウクライナ危機による穀物価格の高騰など、最新の事例を交えることで評価の高いレポートを作成できます。
日本の食料自給率の低さと、食料安全保障の観点から見た課題についても書きやすいテーマです。
例文の書き出し: 「2022年のロシアによるウクライナ侵攻は、世界の食料供給システムの脆弱性を浮き彫りにした。小麦やトウモロコシの国際価格が急騰し、食料輸入に依存する多くの国が深刻な影響を受けている。本レポートでは、日本の食料自給率38%(カロリーベース)という現状を踏まえ、食料安全保障の確保に向けた国内政策と国際協力の在り方について考察する。」
7. 国際的な感染症対策
COVID-19パンデミックは、感染症が国境を越えて広がったため論じやすいテーマです。
WHOの役割・対策や、ワクチンの公平な分配(COVAXなど)について書くことができます。
パンデミック条約の議論など、将来に向けた国際協力の枠組みなどもテーマとしてはおすすめです。
例文の書き出し: 「COVID-19パンデミックは3年間で世界で約700万人の死者を出し、国際的な感染症対策の重要性を再認識させた。特に、ワクチンの公平な分配における先進国と途上国の格差は大きな課題となった。本レポートでは、WHO主導のCOVAX制度の成果と限界を分析し、次のパンデミックに備えた国際協力体制の構築について提言する。」
とはいえ、レポートを書くのに時間がなかったり、すでにテーマは決まっているのにレポートが進まない方もいるでしょう。
そういう時は、自分の代わりにレポートを作成してくれるレポート代行サービスがおすすめです。
国際問題レポートの基本構成

テーマが決まったら、次は構成を考えましょう。
以下のような構成にすることで、評価されるレポートを簡単に作成できます。
序論(はじめに)
序論では、テーマを選んだ理由や現状、何について述べるのかなどを具体的に説明します。
また、レポートで扱う範囲や、どのような観点から分析するのかも述べておきましょう。
構成例は以下の通りです。
- 問題の背景(そのテーマの現状と重要性の説明)
- レポートの目的(レポートでは具体的に何について扱うのか)
- レポートの構成(レポートで扱う範囲、どのような流れで論じるのか)
本論
本論は、レポートの中心となる部分です。
文字数にもよりますが、3〜4つの章に分けて、わかりやすく説明しましょう。
序論で書いた内容に対して、客観的な根拠を用いながら自分の考えを具体的に書いていきます。
第1章:問題の現状分析
選んだ国際問題の現状を、データや事例を用いて詳しく説明しましょう。
統計データや国際機関の報告書を引用しながら、事実に基づいて状況を分かりやすく整理してください。
第2章:原因と背景の考察
なぜその問題が発生したのか、歴史的背景や根本的な原因を調べましょう。
複数の視点やデータから分析することで、問題の本質にある原因が見えてくるはずです。
第3章:解決策
現在行われている対策や、今後必要な取り組みについて考えてみましょう。
成功事例と失敗事例を比較して、より良い解決策を考えてみてください。
またその解決策を実施した際の予想や問題点にまで触れられるとベストです。
結論(おわりに)
結論では、本論で述べた内容をまとめ、自分の考えや結論を書きましょう。
今後の展望や残された課題にも触れられると、より質の高いレポートになります。
ここでは新しい論点は持ち出さないようにしてください。
高評価を取れる国際問題レポートを書くコツ

国際問題レポートで高評価を得るためには、いくつかのポイントを紹介します。
信頼できる情報源を使う
国際問題を扱う際は、信頼性の高い情報源を使うことが重要です。
以下のような情報源を活用しましょう。
国際機関の公式資料
以下の機関が発表する資料は、信頼性が高く最新のデータが含まれています。
- 国連(UN)の各種報告書
- 世界銀行(World Bank)の統計データ
- OECD(経済協力開発機構)の分析レポート
- WHO(世界保健機関)の健康関連データ
政府機関の公開情報
日本政府や各国政府の公式見解を知ることができます。
- 外務省の外交青書
- 各国大使館の公式発表
- JICA(国際協力機構)の事業報告書
学術論文と専門書
学術的な裏付けのある情報を得ることができます。
- CiNii ArticlesやGoogle Scholarで検索
- 大学図書館の蔵書
- 専門家による解説書
具体的な事例を含める
抽象的な説明だけでなく、具体的な国や地域の事例を挙げることで、評価されるレポートを書けます。
数値データやグラフを載せることで、さらに根拠のあるレポートになります。
また文字数も稼ぎやすいです。
ただし、データを使う際は必ず出典を書きましょう。
引用の仕方で悩んでいる方は、以下の記事をご覧ください。

国際問題レポートを楽に書くには

国際問題のレポートは、テーマが大きく資料収集にも時間がかかるため、締切に間に合わせられないことがあリます。
そんな時は、レポート代行サービスを利用してみましょう。
レポート代行サービスでは、自分の代わりにプロが質の高いレポートを作成してくれます。
難民問題・環境問題・安全保障など、幅広いテーマに対応可能です。
まとめ
この記事で解説した内容をまとめると以下のようになります。
- 書きやすいテーマ:SDGs、難民問題、気候変動、テロリズム、経済格差、食料問題、感染症対策
- 基本構成:序論で問題提起、本論で現状分析・原因考察・解決策提示、結論でまとめ
- 情報収集:国際機関、政府機関、学術論文など信頼できる情報源を活用
- 執筆のコツ:情報源、具体例の活用
- 時間がない場合:夢屋本舗のようなレポート代行サービスの利用も検討
国際問題は日々変化しているため、最新の情報を取り入れることも忘れないようにしましょう。
自分の興味のあるテーマを選んで、じっくりと分析することで、質の高いレポートを完成させることができます。
もし作成に困った場合は、プロのレポート代行サービスを活用して、効率よく質の高いレポートを完成させましょう。